現在の仕事はデッキユニット型船舶エアコンの製造です。エアコンに圧縮機、凝縮機、加熱機、冷却機などを取り付けることや、送風機や制御機器等の配線や結線などをすることが主な仕事です。エアコンの製造過程は8つの行程に分けられていますが、まだ限られた工程しか自信を持ってできると言えないので、いずれは全ての工程を一人で担当できるようにすることを目標に、日々業務に取り組んでいます。
職場環境も和気藹々とした雰囲気の中で仕事ができています。モノづくりというと一人で黙々と作業するイメージがあるかもしれませんが、自分一人で完結する作業はありません。前工程・後工程を効率よく進めていくためにもコミュニケーションはとても大切です。
高校生の頃から「モノづくりがしたい」という想いがあり、工業高校へと進学し溶接や旋盤加工などモノづくりの基礎を学びました。高校を卒業後、重機器を取り扱う会社へ就職しましたが、同じ工程の繰り返しに、自分にとってのやりがいは何なのか?スキルアップするためには何が必要なのか?と考えるようになり、次第に転職を意識するようになりました。しかしモノづくりが好きという気持ちに変わりはなく、製造業にこだわり転職活動をし、潮冷熱に出会いました。
モノづくりといっても多種多様。これまでの経験が通用するとは限りません。冷凍サイクルなど分からないことばかりで、仕組みを理解することからのスタートでした。
先輩方から現場で教えてもらうだけでなく、講習も受けさせてもらうことができるので、理論と現場の両面から技能を学んでいます。社会人になってから“学べる”今の環境は恵まれていて、とても充実しています。
自分たちの造った製品は、日本だけでなく世界中で今も「快適」を守りつづけています。地上での快適を、海上でも当たり前に届ける。そんな名わき役を生み出すことが私たちの仕事です。
モノづくりが好きというのはもちろんですが、向上心のある人、そして何よりも探究心のある人が向いていると思います。なぜこういう仕組みになっているのか、なぜこういう動きになるのか。ただ作業をするのではなく、ひとつひとつ疑問を持てる人、そしてそれをひとつずつ解決していける人が、良いものを造ることができる職人になれるのではないでしょうか。
名前 | S.T |
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所属 | 製造本部 製造一課 |
入社 | 2020年 |
出身 | 愛媛県西条市 |